1年の始まりはビニールハウス内の除雪から
まず最初にビニールハウス内の除雪から始めます。冬の間、ビニールを取って骨組みだけになったハウスの中にも雪が降り積もります。蘭越町のこの辺りでも例年1m以上の積雪があります。大型の除雪ブロワーでハウスの外へ飛ばします。1度に50cm程飛ばして、それを3往復くらいでやっと地面が出てきます。
苗のマットを搬入
ここ蘭越町では町営の育苗施設があり、マットに種を撒き出荷してくれます。春は作業量も多いので、とても助かります。
ハウス内へ並べます。
近くの皆さんや、高齢者事業団の皆さんにお願いして育苗マットをハウス内へ並べます。1日に5000枚ほどを並べます。春とは言え、ビニールハウス内はとても暑い!中腰で作業なので翌日は腰痛になります。
苗管理
播種してから田植えまでの1ヶ月の間はビニールハウス内で、水やり、温度管理、肥料や薬剤をあげたり、気の抜けない作業になります。苗半作という言葉があります。苗の良し悪しが出来秋の良し悪しを左右します。
田植え
5月中旬より、田起こし、代掻きした水田へ苗を移植します。そう言えば田植機の運転手なので写真が無い!来年は撮っておこうと思います。
管理期
田植え後、稲刈りまでは水田での水管理と薬剤の散布、畦草刈りなど、山のような作業が待っています。近年は鹿が多く出て、若い稲は食べやすいらしく画像のように渡り歩いて食べまくります。電気柵を立てるにも面積が広大すぎてどこから手をつければいいのやら・・・
稲の花
8月の初旬に稲の花が咲き、受粉します。7月下旬からこの頃までが、お米作りで一番気を揉む時期なんです。
収穫前
9月の初旬、稲穂が黄金色になり、いよいよ稲刈りが始まります。
稲刈り
コンバインで刈取り作業です。1年間で一番楽しい作業かも。
乾燥・籾摺り
乾燥機で乾燥し、モミの殻を取り除く籾摺りをした後、選別機で悪いお米を取り除いて袋詰めします。
保管
断熱処理をした倉庫で保管します。年間通してエアコンで空調しています。
精米
精米してお客様へお届けになります。